今回は、高専のクラス替えについてお話しようと思います。
高専は基本的にクラス替えはありません
公立高校では、一般的に進級するときは、文系や理系の希望選択、成績が良くて特進クラスへの抜擢等でクラス替えが発生します。
クラス替えの発表の時は、仲良しの子と一緒になれるかなぁとか特進クラスに入れるかなぁ~とか自分がどのクラスになるのか、とてもドキドキする瞬間でもあります。
しかしながら、高専にはクラス替えという概念はありません。学科ごとに定員が決まっており、その学科に入学すると卒業するまでずーっとメンバーは変わりません。
若干のメンバー変更はあります
クラス替えはないので、例えば、電気科で定員40名の高専に入学すると5年間、同じメンバー40名と一緒に、同じ電気の科目を学ぶ事になります。
但し、単位がとれずに留年する学生がいたり、留年した上の先輩が入ってきたり、4年次から高卒の方が編入で入ってきたりと多少のメンバーの変動はあります。
何割かは顔ぶれは変わりますが、ほぼ1年生の時のメンバーで5年間、苦楽をともにする事になります。
自分に合わない人とも顔を合わせないといけない
5年間クラス替えが無いので、クラスメートとはとても親しくなりますが、自分と合わない人とも、ずっと5年間同じ教室で一緒に勉強しなければなりません。
また、同じ学科でお付き合いしている男女カップルがいて、後でお付き合いをやめて別れたとしても、卒業まで同じ教室で過ごさないといけません。
自分がその立場だったら、失恋の傷で胸が痛くて、毎日彼女の顔を見るのが苦痛になりそうな気がします。
できるだけ人脈を広げましょう
固定されたメンバーでずっと過ごす為、知り合いの幅が狭まってしまい、卒業した後、人脈が薄くなりがちです。
高専に入学した際は、クラブやサークルに入ったり、他の学校の学生さんと知り合う機会を積極的に作ることをおススメします。
「クラス替え」に関しては、学校によっては、混合クラスの編成もあり、クラス替えがあるところもありますので各学校のHP等でご確認願います。