高専数学と高校数学の違いについて
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高専に入学するとひたすら数学の授業です

高専(高等専門学校)は、5年間一貫教育を通じて、実践的技術者(エンジニア)を養成する学校です。
高専に行きたいと思う方は、将来技術者として働きたいと思っていることだと思います。
つまり、高専を入学するということは、必然的に理系の道を進むということになります。
ですので、「数学があんまり好きじゃないなぁ~」とか「数学がメチャ苦手」と思っている人は
入学してから、かなり苦労する事になります。

高専数学は、高校数学とは習う科目が大幅に違います。これは高校の数学は、大学入試に合格するための教育課程であるのに対し、
高専の数学は工業系に必要な教育課程で組まれているからです。

高専数学のカリキュラム一例

息子が通っている高専(機械工学科)の数学カリキュラムです。

高専数学(1年生):数学基礎A1(2単位)+数学基礎A2(2単位)+数学基礎B1(1単位)+数学基礎B2(2単位)=合計7単位
高専数学(2年生):微分積分Ⅰ(2単位)+微分積分Ⅱ(2単位)+線形代数A(2単位)+電気数学Ⅱ(1単位)+電気数学Ⅲ(1単位)=合計8単位
高専数学(3年生):解析学(2単位)+微分積分Ⅲ(1単位)+微分方程式(1単位)+線形代数B(1単位)=合計5単位
高専数学(4年生):確率・統計(1単位)+応用数学Ⅰ(2単位)+応用数学Ⅱ(2単位)=合計5単位
高専数学(5年生):なし
(※カリキュラムは、各高専によって異なります)

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高校数学のカリキュラム一例

某公立高校(国立理系コース)の数学カリキュラムの一例です。

高校数学(1年生):数学Ⅰ(3単位)+数学Ⅱ(2単位)+数学A(2単位)=合計7単位
高校数学(2年生):数学Ⅱ(3単位)+数学Ⅲ(2単位)+数学B(2単位)=合計7単位
高校数学(3年生):数学Ⅲ(5単位)+応用数学(2単位)=合計7単位
(※カリキュラムは、各高校によって異なります)

両者を比較してみて

パッと見で、1~3年までは、取得単位数は、あまり変わらなく見えますが、内容が大きく違います。
大雑把にいうと、
・高専1年次は、高校1~2年で習う内容を習います。
・高専2年次は、高校3年で習う微分積分等を習います。
・高専3年次は、大学数学の解析学、線形変換、行列、ベクトルなどの内容を習います。
・高専4年次は、大学数学の確率・統計、ラプラス変換、フーリエ変換などを習います。
・高専5年次は、卒業研究が中心で、数学は習わない高専が多いです。

学ぶ内容が一緒でも、高校ではセンター試験対策で、チャート式等の副教材でガンガン例題や問題を解いて深く掘り下げます。
それに対して、高専は、教科書通りに淡々と進み、工学で役に立つ数学を重視して学びますので、高校で習う範囲を省略することもあります。その分、大学で学ぶレベルの内容を広範囲で習得していきます。

まとめ

結論から言って、高専の数学は、公立高校に比べて習うスピードが早く、年次が上がるにつれて専門的になり、難度が上がります。
そして、高専の赤点は60点と高校より高いです。授業についていくためにも毎回、授業の予習&復習は、欠かさず行う習慣を1年次からつけましょう。

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