目次
15年間分の出題された小説を調べました
国立高専の入学者選抜学力検査で、平成20年度から令和4年度までの15年間分の国語に出題された「小説」を紹介します。
(※令和3年度以降は追試分も含めています。)
平成20年度の小説
平成21年度の小説
2006/10/3販売 ジャンル:こどもの文学平成22年度の小説
平成23年度の小説
2012/10/5販売 ジャンル:日本文学平成24年度の小説
2011/5/18販売 ジャンル:日本文学平成25年度の小説
平成26年度の小説
2014/12/12販売 ジャンル:日本文学平成27年度の小説
2011/8/4販売 ジャンル:日本文学平成28年度の小説
平成29年度の小説
2015/9/10販売 ジャンル:日本文学平成30年度の小説
平成31年度の小説
令和2年度の小説
令和3年度の小説
2020/1/23販売 ジャンル:日本文学令和3年度の小説(追試分)
2013/2/15販売 ジャンル:日本文学令和4年度の小説
令和4年度の小説(追試分)
2020/7/11販売 ジャンル:日本文学高専で出題される小説問題の傾向
小説問題は、日頃から読書している中学生なら、特別な対策をしなくても正解を導けると思います。自分も過去問を全て解いてみたら、ノー勉強でも8割位は正解しました。
平成26年度の「幕が上がる」は、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」を基に創作した舞台劇のお話です。「銀河鉄道の夜」を読んでいた方にとっては簡単に解けるラッキー問題もありました。
ただ近年は問題が難しくなっているように思えます。平成29年度の「琥珀のまたたき」のストーリーは、私は文章を読んでも、よくイメージがつかめませんでした。
ファンタジーなストーリーで抽象的な表現が多く、本からの抜粋した箇所だけ読んでも感情移入が難しかったです。50分間の試験の中で、この世界観を理解するのは、ちょっと難易度が高いかなと感じました。
試しに買って読んでみました
試験の問題は、上記の本からの一部抜粋なのですが、過去問を解いてみて、続きが気になるなと思った1冊だけ、Amazonで購入しました。
平成21年度に出題された、椰月 美智子著の「しずかな日々」です。調べたところ、様々な入試問題で出題されているみたいです。
高専の問題は、問1~問7までありますが、場面や主人公の心情を読み取れば、難しい問題ではないと思います。
試験では、P74~P81まで抜粋し出題しています。
小説を読み出したら、すぐに引き込まれて最後まで、2時間位で一気に読んでしまいました。
椰月 美智子さんの作品は、心理描写が非常に丁寧で主人公の気持ちが素直に心に響きました。
一応、ジャンルは、こどもの文学となっていますが、大人が読むとどこかノスタルジックな気分に浸れ、読み終えるとなんだかすがすがしい気分になります。
高専入試は、今のところ同じ作者が被って出題された過去はないので、椰月 美智子さんの作品は、もう出題されないとは思いますが、小説問題に慣れる為にも、「しずかな日々」は、受験を控える中学生には読んでもらいたい1冊です。
まとめ
小説問題では、登場人物の性格や心情を、本文中の言葉や行動より細かく読み取ることが重要です。また小説は長めなので、早く的確に読み取る力が求められます。
読解力アップの勉強は、こちらの記事を参考にしてみてください。